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一般社団法人 日本深圳総商会

Shenzhen × Japan — 2026.02.22

華強北、春節商戦で売上35%増 AIグラスやドローンが人気

深圳市政府は2026年2月22日、電子街・華強北の春節期間の売上が前年同期比35%増えたと伝えました。AIスマートグラスの販売は70〜80%増、ドローンやロボットも30〜50%増加しました。期間中は183カ国・地域から7,000人を超える海外バイヤーが訪れました。

概要

深圳市政府の英語版ポータルサイトは2026年2月22日、深圳の電子商業地区・華強北の春節(旧正月)期間の売上高が、前年同期比で35%増加したと伝えました。地元当局によると、過去2カ月間のテクノロジー製品全体の販売は30%以上伸び、なかでもAI搭載のスマートグラスは70〜80%増、ドローンやロボットは30〜50%増と高い伸びを示しました。期間中には183カ国・地域から7,000人を超える海外バイヤーが訪れ、1日あたりの来訪者は約75万人に達しました。

背景

華強北は「中国のハードウェアのシリコンバレー」とも呼ばれ、かつての電子部品の卸売拠点から、一般消費者や海外バイヤーがデジタル製品を購入する商業地区へと姿を変えてきました。新華社の2月15日の報道によると、今年の春節では、健康食品や伝統的な食品に代わり、ドローンやAIグラスなどのハイテク製品を贈り物に選ぶ傾向が広がっています。スマートグラスは今年初めて国の消費補助の対象品目に加えられ、買い替え補助などを組み合わせて半額程度で購入できる機種もあるとされています。商務部のデータでは、1月の補助対象の家電・デジタル製品の販売は1,500万台を超え、売上高は約590億元に上りました。春節期間には各地の地方政府が消費券や補助金などに20億元超を充てたほか、深圳の小売店では地元企業Insta360のパノラマカメラが最大1,400元値引きされるなど、メーカーや販売店による販促も相次ぎました。深圳の販売員は、こうした製品は思い出を記録・共有するための道具であり、家族旅行にも贈り物にも向いていると話しています。

主なポイント

項目内容
華強北の売上高春節期間に前年同期比35%増
テクノロジー製品全体過去2カ月で30%超の増加
AIスマートグラス70〜80%増
ドローン・ロボット30〜50%増
海外バイヤー183カ国・地域から7,000人超
1日あたりの来訪者約75万人
周辺ホテル予約35%増、平均稼働率80%、外国人宿泊客の比率は倍増
海外向け発送1日300万個超の小包
  • 背景には、「広東製品」を世界のバイヤーに売り込む取り組みがあるとされています。
  • 旅行データからは、深圳が春節期間に海外からの旅行者の玄関口として人気を高めていることもうかがえます。

春節を前に、深圳では3Dプリンターを使った贈答品の生産も活況を呈しました。新華社の2月16日の報道によると、約5,000台の3Dプリンターを稼働させる深圳の企業には、馬の置物や縁起物など春節向けの注文が殺到し、1週間で4万個の卓上置物を納める案件もあったといいます。金型が不要で設計から製品化までの期間が短いことが強みとされ、同社は春節後に設備を1万台規模に増やす計画です。国家統計局によると、2025年の中国の3Dプリンター設備の生産量は52.5%増加し、業界規模は第14次5カ年計画期間中に208億元から700億元へと拡大しました。

日本・深圳の交流への意味

華強北は、日本の電子機器メーカーや商社、スタートアップ関係者にとっても、深圳の電子産業やサプライチェーンを肌で感じられる場所として知られてきました。AIグラスやドローン、ロボットといった新しい製品が消費者市場で急速に広がっている様子は、日本企業が製品企画や市場動向を把握するうえでの参考になるとみられます。

また、海外バイヤーや外国人旅行者の増加は、深圳が「つくる街」であると同時に「買い付け・体験する街」としての性格を強めていることを示しています。日本からの視察やビジネス訪問においても、こうした現場を通じて深圳の産業の変化を知る機会に関心が集まっています。

今後の見通し

消費補助の対象拡大や新製品の投入が、春節後も需要を下支えするかどうかが注目されます。ただし、補助政策の継続期間や華強北の通年の売上見通しについては、報道では示されていません。

促進会より

当会は、深圳の消費市場や電子産業の最新動向を引き続き注視してまいります。日本の皆様が深圳の現場を理解する一助となるよう、情報提供と交流の場づくりに努めてまいります。

本記事は公開情報をもとに作成した参考情報です。内容の正確性・完全性を保証するものではありません。

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