
深圳に本社を置くDJIの日本法人DJI JAPANは2025年9月17日、1インチ・5,000万画素センサーを搭載した小型ドローン「DJI Mini 5 Pro」を発表しました。機体重量は約249.9g、日本での価格は106,700円(税込)からで、最大52分の飛行に対応します。
概要
深圳市に本社を置く民生用ドローン大手DJIの日本法人、DJI JAPAN株式会社は2025年9月17日、新型の小型カメラドローン「DJI Mini 5 Pro」を発表しました。最大の特徴は1インチ・5,000万画素のCMOSセンサーを搭載した点で、国内の報道ではこのクラスのミニカメラドローンとして世界初とされています。機体重量は約249.9gで、日本での価格は本体単体が106,700円(税込)からと発表されました。
背景
DJIは2006年に深圳で創業した企業で、民生用ドローンの分野で世界的に知られ、空撮のほか、インフラ点検や農業などさまざまな用途で製品が使われています。「Mini」シリーズは軽量で持ち運びやすいことから、個人の空撮愛好家や映像制作者を中心に支持を集めてきました。
深圳ではドローンなどを活用する「低空経済」が地域の重点産業として位置づけられており、DJIはその代表的な企業の一つとされています。一方、日本では2022年6月から、重量100g以上の無人航空機について国への機体登録が義務付けられており、今回の製品も登録や飛行ルールの対象となります。日本の利用者にとって、軽量な機体の利点は規制の適用除外ではなく、主に携帯性や扱いやすさにあり、飛行前には該当する手続きを確認することが求められます。
主なポイント
- センサー:1インチ・5,000万画素のCMOSセンサーを搭載し、最大ISOは12,800。
- 動画性能:最大14ストップのダイナミックレンジを持つ4K/60fps HDR動画、4K/120fpsのスローモーション撮影、H.265による10ビット記録(D-Log M、HLG)に対応。
- 撮影機能:新たな48mm中望遠モード、225度のロール回転による縦向き撮影、被写体追尾機能「ActiveTrack 360°」などを備えます。
- 安全機能:前方のLiDAR、前後の魚眼レンズ、下方のビジョンセンサーと3D赤外線センサーにより、夜間を含む全方向の障害物検知に対応。L1+L5のデュアルバンドGNSSも搭載しています。
- 飛行時間:標準バッテリーで最大36分、大容量の「インテリジェントフライトバッテリー Plus」で最大52分。
- データ転送:Wi-Fi 6による最大100MB/sの転送や、DJI Flyアプリからのブルートゥース遠隔起動に対応。
| 構成 | 価格(税込) |
|---|---|
| DJI Mini 5 Pro(本体) | 106,700円 |
| Fly Moreコンボ(DJI RC-N3付属) | 128,700円 |
| Fly Moreコンボ(DJI RC 2付属) | 150,480円 |
| Fly Moreコンボ Plus(DJI RC 2付属) | 158,180円 |
日本・深圳の交流への意味
深圳発のハードウェア製品が、発表と同時に日本でも円建ての価格体系とともに示されたことは、日本市場が深圳企業にとって重要な販売先の一つと位置づけられていることを示すものとみられます。小型ドローンは、観光地のプロモーション映像や地域の記録撮影、SNS向けのコンテンツ制作など、日本国内でも用途が広がっています。
一方、日本では機体登録や飛行ルールの遵守が求められるため、利用者への情報提供や講習など、販売後のサポート体制にも注目が集まっています。また、イメージセンサーやバッテリー、電子部品といった分野では日本企業も高い技術を持っており、深圳の完成品メーカーと日本の部品・素材産業との関係が今後どのように展開していくかにも関心が寄せられるとみられます。
今後の見通し
発表時点の報道では、日本での具体的な出荷スケジュールや販売チャネルの詳細までは明らかにされていません。価格や在庫状況は時期によって変わる可能性があるため、最新の情報はDJI JAPANの公式発表で確認する必要があります。各国のドローン規制や市場環境の変化が、今後の製品展開にどのような影響を与えるかも引き続き注目されます。
促進会より
当会は、深圳発のテクノロジー企業による日本での事業展開を継続的にフォローしています。今後も、製品や技術を通じた深圳と日本の交流に関する情報の提供に努めてまいります。
本記事は公開情報をもとに作成した参考情報です。内容の正確性・完全性を保証するものではありません。

