
2025年版「フォーチュン・グローバル500」が7月29日に発表され、深圳からは平安保険、ファーウェイ、BYD、テンセントなど10社が名を連ねました。ファーウェイは20位上昇の83位でトップ100に復帰し、BYDは52位上昇の91位で初めてトップ100入りしました。
概要
米経済誌フォーチュンは2025年7月29日、売上高に基づく世界の大企業ランキング「フォーチュン・グローバル500」の2025年版を発表しました。深圳に本社を置く企業は10社がランクインしました。深圳市政府や深圳新聞網によると、深圳企業では中国平安保険が47位で最上位となり、ファーウェイ(華為)は前年から20位上昇して83位となり、2年ぶりにトップ100に復帰しました。比亜迪(BYD)は52位上昇して91位となり、初めてトップ100入りを果たしました。
背景
今回のランキングに入った500社の売上高合計は約41兆7,000億ドルで前年比約1.8%増となり、世界のGDPの3分の1を超える規模です。ランク入りの最低売上高は321億ドルから322億ドルに上昇しました。純利益の合計は約0.4%増の約2兆9,800億ドルでした。国別では中国企業が130社で、米国に次ぐ2位となっています(前年比3社減)。首位は12年連続でウォルマートでした。
業種別では、中国の自動車・部品企業10社がランクインし、BYD、奇瑞、吉利が順位を上げた一方、残る7社は順位を下げました。インターネット分野では、京東、アリババ、テンセント、拼多多、美団の5社がいずれも順位を上げています。深圳のランクイン企業は金融、通信機器、自動車、インターネット、物流、電子機器製造など幅広い分野にわたり、深圳の産業構造の多様さを示しています。
主なポイント
| 企業 | 2025年順位 | 備考 |
|---|---|---|
| 中国平安保険 | 47位 | 深圳企業で最上位 |
| ファーウェイ(華為) | 83位 | 20位上昇、トップ100に復帰 |
| BYD(比亜迪) | 91位 | 52位上昇、初のトップ100入り |
| テンセント(騰訊) | 116位 | 25位上昇 |
| 招商銀行 | 193位 | |
| 万科 | 319位 | |
| 順豊(SFエクスプレス) | 393位 | |
| 深圳市投資控股(深投控) | 414位 | |
| 立訊精密(ラックスシェア) | 423位 | 65位上昇 |
| 中国電子(CEC) | 427位 |
- 中国平安:売上高は約1,586億ドルで、16年連続のランクイン。世界の金融企業の中では9位とされています。
- ファーウェイ:売上高は約1,198億ドル。2024年は5つの事業部門すべてが成長し、自動車関連事業の売上高が数倍に拡大したと報じられています。
- BYD:2025年上半期の販売台数は214万6,000台で、海外販売は約47万台と、2024年通年の海外販売を上回りました。
- テンセント:2024年の研究開発費は706億9,000万元。利益率上位10社のランキングでは9位、招商銀行は10位に入りました。
- 立訊精密:香港での重複上場(A+H)を計画し、東南アジアや北米での生産拠点も検討しています。
日本・深圳の交流への意味
ランクインした深圳企業の多くは、日本市場とも関わりを持っています。BYDは2022年に日本の乗用車市場への参入を発表し、EVの販売網を広げています。ファーウェイやテンセントも日本で事業を展開しており、深圳の大手企業の規模拡大と海外展開は、日本企業にとって競争相手であると同時に、部品・素材の供給や技術協力のパートナーとなりうる存在として注目されています。
特に自動車関連では、BYDの海外販売の拡大やファーウェイの自動車関連事業の成長など、深圳企業がEV・スマートカーの分野で存在感を高めていることがうかがえます。日本の自動車・部品産業との関係が今後どのように展開するかに、関心が集まっているとみられます。
今後の見通し
ランキングは前年度の売上高に基づくもので、今後の順位は各社の業績や為替の動きにも左右されます。深圳企業の海外展開が日本市場を含めてどのように進むかは、各社の今後の発表を注視する必要があります。
促進会より
当会は、深圳企業の成長と国際展開の動向を引き続き注視してまいります。深圳企業と日本企業が互いを知り、協力の可能性を探るための交流の場づくりに今後も努めてまいります。
出典
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