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一般社団法人 日本深圳総商会

Shenzhen × Japan — 2026.04.22

深圳の1~3月期GDPは5.8%増 輸出入は33.6%増

深圳市統計局は4月22日、2026年1~3月期の域内総生産(GDP)が9594.13億元となり、実質で前年同期比5.8%増えたと発表しました。一定規模以上の工業付加価値は8.7%増、輸出入総額は33.6%増と高い伸びを示した一方、社会消費品小売総額は0.5%増にとどまりました。

概要

深圳市統計局は2026年4月22日、広東省による統一計算の結果に基づき、2026年1~3月期の深圳の域内総生産(GDP)が9594.13億元となり、不変価格ベースで前年同期比5.8%増加したと発表しました。産業別では、第1次産業が6.42億元(7.3%増)、第2次産業が3223.47億元(7.3%増)、第3次産業が6364.25億元(5.0%増)でした。地元紙の深圳特区報は、経済が安定の中で前進し、質の高い発展が進んでいると伝えています。

同日、深圳税関の統計として、1~3月期の深圳の輸出入総額が約1.32兆元と33.6%増え、全国の輸出入総額の11.1%を占めたことも報じられました。

背景

深圳はハイテク製造業と対外貿易を柱とする都市で、電子情報産業が経済の大きな部分を占めています。2025年は固定資産投資が通年で21.7%減少するなど投資面の弱さが課題とされていました。今回の統計では投資がプラスに転じたことに加え、工業生産と貿易が力強く伸びており、年初の滑り出しとしては良好な内容と受け止められています。深圳は中国の対外貿易で大きな比重を占め、主要なテクノロジー製造企業が数多く集まっていることから、その統計は国内外で注目されています。

主なポイント

指標(2026年1~3月期)数値
域内総生産(GDP)9594.13億元(5.8%増)
一定規模以上の工業付加価値8.7%増
輸出入総額1兆3166.13億元(33.6%増)
固定資産投資0.2%増(不動産開発を除くと10.0%増)
社会消費品小売総額2417.41億元(0.5%増)
消費者物価指数(CPI)0.4%上昇
  • 工業:製造業は9.3%増。コンピューター・通信・電子機器製造業が13.9%増、専用設備製造業が11.8%増でした。製品別では産業用ロボットが74.2%増、3Dプリント設備が71.8%増、リチウムイオン電池が25.9%増と高い伸びを示しました。
  • サービス業:金融業が9.7%増、情報伝送・ソフトウェア・情報技術サービス業が7.3%増でした。空港旅客数は5.9%増、港湾コンテナ取扱量は8.2%増となりました。
  • 貿易:輸出は7240.28億元(24.3%増)、輸入は5925.85億元(47.2%増)。ハイテク製品の輸出は21.5%増でした。主な貿易相手は香港、ASEAN、EUの順です。民営企業の輸出入は42.4%増、外資系企業は25.0%増でした。輸出では電子部品が43.7%増と大きく伸び、輸入では機電製品が30.8%増、コンピューター部品が35.1%増でした。
  • 貿易方式:一般貿易は6974.3億元(37.3%増)で全体の53.0%を占め、保税物流は3729.6億元(28.5%増)、加工貿易は2414億元(33.8%増)でした。「一帯一路」沿線国との貿易は4311億元(23.9%増)となりました。
  • 投資:インフラ投資が31.2%増と全体をけん引した一方、不動産開発投資は18.2%減でした。
  • 消費:商品小売が0.3%減と弱く、飲食収入は6.1%増でした。家具(30.1%増)や化粧品(13.8%増)など一部品目は堅調でした。

日本・深圳の交流への意味

電子部品の輸出や機電製品・コンピューター部品の輸入が大きく伸びていることから、深圳の電子産業のサプライチェーンが活発に動いている様子がうかがえます。部品、素材、製造装置を供給する日系企業にとって、華南地域の需要動向を把握するうえで注目すべきデータとみられます。産業用ロボットやリチウムイオン電池の生産拡大も、関連する部品や装置を扱う日本企業の関心を集めそうです。

一方、消費の伸びは0.5%にとどまっており、小売や消費財分野の日系企業にとっては、商品の選別が進む市場環境が続いているとみられます。家具や化粧品など伸びている分野もあり、品目ごとの違いに注目が集まっています。

今後の見通し

4~6月期以降の統計は今後順次公表される予定です。貿易の高い伸びが続くかどうか、また消費や不動産市場の動きが今後どう推移するかは、現時点では見通せていません。

促進会より

当会は深圳の経済統計や産業動向を引き続き注視し、会員の皆さまへの情報提供に努めてまいります。今後も深圳と日本の経済交流の場づくりに取り組んでまいります。

本記事は公開情報をもとに作成した参考情報です。内容の正確性・完全性を保証するものではありません。

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