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一般社団法人 日本深圳総商会

Shenzhen × Japan — 2025.10.09

中国の国慶節・中秋節連休、出入境者は延べ1,634万人に

中国国家移民管理局は2025年10月9日、国慶節・中秋節の連休中の出入境者数が延べ1,634.3万人、1日平均204.3万人で前年同期比11.5%増だったと発表しました。外国人は143.4万人と21.6%増え、ビザ免除による入国は46.8%増加しました。

概要

中国国家移民管理局は2025年10月9日、国慶節(建国記念日)と中秋節が重なった2025年の大型連休期間中、全国の出入境管理機関が取り扱った中国人・外国人の出入境者数が延べ1,634.3万人に達したと発表しました。1日平均は204.3万人で、前年同期比11.5%の増加です。最も多かったのは10月4日で、1日で延べ235.3万人が出入境しました。

背景

2025年は国慶節と中秋節が重なったことで、10月1日から8日までの8日間の連休となりました。中国では、連休期間の出入境者数が国内外の観光や消費の動向を示す指標の一つとして注目されています。

中国政府は近年、外国人の訪中を促すため、一方的なビザ免除措置の対象国の拡大や、トランジット(乗り継ぎ)時のビザ免除の拡充を進めてきました。日本についても、2024年11月末から短期滞在の日本国籍者に対するビザ免除措置が再開されています。深圳は香港と接する羅湖、福田、深圳湾などの陸路の出入境口岸(検査場)を持ち、華南地域における人の往来の主要な玄関口の一つとなっています。

主なポイント

区分出入境者数(延べ)前年同期比
合計1,634.3万人11.5%増
中国本土の住民916.5万人9.6%増
香港・マカオ・台湾の住民574.4万人12.2%増
外国人143.4万人21.6%増
  • 外国人の入国:入国した外国人は延べ75.1万人で前年同期比19.8%増。このうちビザ免除措置を利用した入国は53.5万人で、46.8%増と大きく伸びました。
  • 交通機関:検査した航空機、船舶、列車、車両などの交通手段は延べ74.4万台(便)で、11%増加しました。
  • 運用面の対応:各口岸では旅客数の予測と公表、混雑時期の注意喚起を行い、検査レーンを全面開放しました。中国本土住民の待ち時間を30分以内に抑えることを目標とし、関係機関が連携して混雑対策や交通確保、悪天候への対応に当たりました。

日本・深圳の交流への意味

外国人の出入境、とりわけビザ免除による入国が大きく伸びたことは、ビザ免除措置の拡大が人の往来を後押ししていることを示すものとみられます。今回の発表では国・地域別の内訳は示されていませんが、日本からのビジネス出張や観光にとっても、手続きの簡素化は往来のしやすさにつながっていると考えられます。

また、香港・マカオ・台湾の住民による出入境が12.2%増加した点からは、深圳を含む粤港澳大湾区(グレーター・ベイエリア)での越境移動が活発であることがうかがえます。香港経由で深圳を訪れる日本企業関係者も多いことから、口岸の通関体制の効率化は、深圳でのビジネス活動や商談の利便性にも関わる要素として注目されています。連休中の消費や観光の動向は、深圳の小売・サービス業や、訪日旅行を含む中国人の海外旅行の動向を考えるうえでも参考になるとみられます。

深圳に拠点を置く日系企業にとっても、大型連休は工場の稼働や物流、通関のスケジュールに影響する時期です。連休前後の口岸の混雑状況や運用の改善は、日本からの出張計画や人員の往来を考えるうえで実務的な関心事になっているとみられます。日中間のビジネスや観光の往来が回復・拡大する中、口岸での手続きの円滑さは交流の効率や体験にも直結するため、関係当局のサービス改善の取り組みに引き続き注目が集まりそうです。

今後の見通し

今回の発表は連休期間の全国の集計で、深圳の各口岸や日本との往来に関する個別の数値は示されていません。四半期ごとの統計など、今後公表されるデータで、ビザ免除措置の効果や国別の動向がどのように表れるかが注目されます。また、日本国籍者を対象とする現行のビザ免除措置は2025年末までの期限とされており、その後の扱いは発表時点では明らかになっていません。

促進会より

当会は、深圳と日本の間の人の往来に関わる制度や統計の動きをフォローしています。今後も、ビジネスや観光、交流活動に役立つ情報の提供に努めてまいります。

本記事は公開情報をもとに作成した参考情報です。内容の正確性・完全性を保証するものではありません。

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